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WPI-SKCM²の主任研究員Claire Donnelly博士が
IEEE Magnetics Society Early Career Awardを受賞

WPI-SKCM²の主任研究員Claire Donnelly博士が、「IEEE Magnetics Society Early Career Award」を受賞しました。本賞は、「3次元磁性構造のイメージングのためのX線技術開発における卓越した業績」を称えるものです。Donnelly博士の研究グループ「 Spin3D 」は、ドレスデン(ドイツ)のMax Planck固体化学物理研究所を拠点としています。

Donnelly博士は、3次元磁性材料の作製と可視化に関する最先端技術の研究に取り組んできました。3次元磁性体には多くの魅力的な物理特性がありますが、つい最近まで作製や解析の技術は十分でなく、研究は主に平面や薄膜に限られていました。

Donnelly博士の研究グループは、3Dプリントに似た手法を用いて、3次元磁性「ナノ構造体」の特性を設計・制御しています。これらのナノ構造体は、ナノスケールの磁石で、1メートルの10億分の1ほどの大きさです。磁性体の可視化には、CTスキャンに似た技術を用い、人体の組織や臓器を観察するX線の代わりに、シンクロトロンX線という特殊なX線で、ナノスケールの磁性材料の3次元構造を再構築しています。さらに、これらの技術に他の手法も組み合わせることで、磁性の時間的変化を観察し、静止画ではなく動画として可視化することも可能です。これらのイメージング技術により、Donnelly博士はIEEE Magnetics Societyから高い評価を受けました。

本賞は、「博士号取得後5年以内で、同世代の研究者の平均を大きく上回る卓越した業績を示した個人を表彰すること」を目的に、2016年に設立されました。IEEE Magnetics Societyは世界に47の支部を持ち、磁性分野における科学・技術・応用・教育の発展を推進しています。

詳細は下記リンクをご参照ください:
https://www.cpfs.mpg.de/3478499/20230222
https://ieeemagnetics.org/conferences/atc-atg-conference/2022/claire-donnelly#biography

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