研究所概要

持続可能性に寄与するキラルノット超物質拠点(WPI-SKCM2)は、令和4年度文部科学省「世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)」に採択され、設立されました。WPI-SKCM2は、「キラルノット超物質」という新しい学際的研究パラダイムを導入する使命を担っています。この新しいパラダイムでは、数学の結び目理論とキラリティに関する知識を研究分野の垣根を越えて掛け合わせ発展させる物質科学の研究に取り組んでいます。私たちの研究は、結び目の形状をした自由に設計可能な人工粒子から、自然界には存在しない技術的に有用な材料特性を持つ物質を開発することで、自然界に対する理解を深めるとともに、気候変動など地球規模の課題を解決するために役立つ技術革新を推し進めます。また、私たちの研究拠点は、大学院教育の高度化を先導し、才能ある若手研究者をグローバルに繋いでいきます。

連携機関

WPI‑SKCM²は、広島大学を拠点に、日本国内外の大学・研究機関と連携して研究を行っています。

日本: 東京大学、慶應義塾大学、北海道大学

北米:コロラド大学ボルダー校、ジョージア工科大学

ヨーロッパ: ユトレヒト大学(オランダ)、マックスプランク研究所(ドイツ)、ヴロツワフ大学(ポーランド)、

       バーミンガム大学(英国)、リスボン大学(ポルトガル)

アジア:中央研究院(台湾)、テルアビブ大学(イスラエル)

WPI プログラム

持続可能性に寄与するキラルノット超物質拠点は、令和4年度文部科学省「世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)」に採択され、設立されました。

2007年に始まったWPIプログラムは、日本国内の様々な大学において「世界から目に見える研究拠点」の形成を支援しています。WPIセンターには、「世界を先導する卓越研究と国際的地位の確立」「国際的な研究環境と組織改革」「次代を先導する価値創造」という3つの主なミッションがあります。

文部科学省は、これらのミッションに基づいて各WPIセンターを評価します。第1のミッション(「世界を先導する卓越研究と国際的地位の確立」)の目的は、世界水準の学際的な科学研究を生み出すことであり、研究のインパクトや研究チームにおける学問分野の多様性などの指標によって評価されます。第2のミッション(「国際的な研究環境と組織改革」)の目的は、グローバル化した研究環境を準備することであり、これはプログラムに採択された研究機関の改革へとつながります。その評価には、外国人研究者の在籍数や効果的、積極的、そして機動的な組織経営へ向けた取り組みなどが指標として用いられます。第3のミッション(「次代を先導する価値創造」)の目的は、社会に対して将来志向で貢献をするとともに、WPIセンターも将来志向で運営していくことです。このミッションは、基礎研究の社会的価値をわかりやすく示すことができるか、またWPIプログラムの助成期間が終わった後もセンターを自立的に持続可能な形で運営できるかなどの指標で評価されます。

持続可能性に寄与するキラルノット超物質拠点は、2022年に日本全国で他に16あるWPIセンターの仲間入りをしました。これらの学際的なセンターは、「宇宙/地球・生命/知性の起源」「生命」「材料/エネルギー」「測定/情報/数学」という4つの研究カテゴリーに分かれています。

pagetop