WPI-SKCM²大学院生2名が第23回ホスト-ゲスト・超分子化学シンポジウムにて受賞
2026年6月7日に大阪大学(豊中キャンパス)で開催された「第23回ホスト・ゲスト化学シンポジウム」において、WPI-SKCM²の大学院生である児玉知輝さんと宮城千里さんが賞を受賞しました。
児玉知輝さんは、多成分分子システムの精密な自己集合制御に関する研究発表が高く評価され、学生口頭発表賞「BCSJ Award」を受賞しました。
本研究では、人工分子への適用が難しいとされる「負の協同性」を利用し、超分子錯体内におけるゲスト分子の配列を精密に制御できることを示しました。この成果は、負の協同性を活用した新たな分子配列制御戦略の可能性を示すものであり、今後の高機能分子材料の設計・開発への貢献が期待されます。
児玉さんの受賞コメント:
「自身の研究分野と深く関わりのある第23回ホスト–ゲスト・超分子化学シンポジウムにおいて、このような名誉ある口頭発表賞をいただき、大変光栄に思います。今回の受賞を励みに、今後も研究をさらに発展させ、新たな科学的発見に挑戦していきたいと思います。」
受賞対象となった研究成果は、学術誌『Journal of the American Chemical Society(JACS)』に掲載されています。
論文: https://pubs.acs.org/doi/10.1021/jacs.5c07484
また、宮城千里さんは、自己集合型超分子カプセルのキラリティ制御に関する研究発表が高く評価され、「優秀ポスター賞」を受賞しました。
本研究では、金属配位部位に作用する小さなキラル分子によって、超分子カプセルのらせん構造を一方向へ選択的に誘導できることを示しました。これは、超分子カプセル内部へのキラルゲストの包接に依存しない新たな超分子キラリティ制御手法であり、キラル超分子システムの設計指針を拡張するとともに、将来的な機能性分子材料の開発への貢献が期待されます。
宮城さんの受賞コメント:
「このたびはこのような賞をいただき、大変光栄に思います。研究内容について議論してくださった皆様ならびにシンポジウム関係者の皆様に感謝申し上げます。また、日頃よりご指導・ご支援をいただいている指導教員および共同研究者の皆様にも深く感謝いたします。この受賞を励みに、今後も超分子化学およびキラリティ研究に取り組み、本分野の発展に貢献していきたいと考えています。」
受賞対象となった研究成果は、学術誌『Chemistry – An Asian Journal 』に掲載されています。
論文:https://doi.org/10.1002/asia.70748
WPI-SKCM²は、両学生の受賞を心よりお祝いするとともに、今後ますますの活躍を期待しています!

