広島大学WPI-SKCM²拠点長、AAASフェローに選出
広島大学 世界トップレベル研究拠点プログラム (WPI) 「持続可能性に寄与するキラルノット超物質拠点(SKCM²)」の拠点長を務める物理学者Ivan Smalyukh氏が、アメリカ科学振興協会(AAAS)の新たなフェロー471名の一人として選出されました。
(※この記事は広島大学の許可を得て再掲載しています。2025年4月15日に公開されたオリジナル記事(英文)はこちらからご覧いただけます。)
AAAS(アメリカ科学振興協会)は、世界最大級の総合科学団体であり、「Science」誌をはじめとする学術誌を発行しています。AAASフェローの称号は、「研究、教育、技術開発から、学術界・産業界・行政におけるマネジメント、さらに一般社会への科学の発信とその理解促進に至るまで、さまざまな分野における功績」に対して授与されます。
2024年3月27日に発表された今年度のAAASフェローには、24の専門分野から471名の科学者、技術者、イノベーターが選ばれました。
2022年に設立されたWPI-SKCM²において、Smalyukh氏は広島大学の研究者らと共に、数学的な「結び目理論」、キラリティ(掌性)、そして持続可能な未来へのビジョンを融合させ、自然の仕組みの解明、新素材の創出、医療技術の進歩、そして地球規模の課題の解決に挑んでいます。同氏はまた、米コロラド大学ボルダー校の物理学教授も兼任しており、研究分野は液晶、磁性体、コロイド、メタマテリアル、バクテリアバイオフィルム、結び目トポロジー、キラリティ、フォトニクス、再生可能エネルギー、新しい物性評価手法の開発など多岐にわたります。
Smalyukh氏はこれまでに、アメリカ物理学会(APS)、国際光工学会(SPIE)、およびOptica(旧OSA)のフェローにも選ばれており、NASA iTech Awardや、米国ホワイトハウス科学技術政策局からの大統領若手研究者賞(PECASE)など数々の賞を受賞しています。
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今回のAAASフェロー選出について、Smalyukh氏は次のように述べています:
「このような栄誉ある選出を大変光栄に思います。これまで、広島大学のSKCM²や世界中の科学者、とりわけ学生やポスドクなどの若手研究者との学際的な融合研究や実りある共同研究をとても楽しんできました。」


